山城町瀬貝の伝説
【うどん狸】
瀬貝部落をうろついて病人や年寄りに取り憑く狸がいた。
裏庭でそれを見つけたTさんが傍らのオオコを取って思い切り殴りつけたら油断していたのかコロリと死んだ。
今夜は狸汁だと近所の人を集めたら、近所のOさんが
「今日うちの病人が急にうどんを欲しがり、いつになく沢山食べてどうも様子がおかしい。ことによるとうどんを食うたのはこいつかも知れん」
と言うので、
「そんなら腹を割って見よう」
と包丁で狸の腹を裂いたら中はうどんで一杯だったそうだ。
瀬貝部落をうろついて病人や年寄りに取り憑く狸がいた。
裏庭でそれを見つけたTさんが傍らのオオコを取って思い切り殴りつけたら油断していたのかコロリと死んだ。
今夜は狸汁だと近所の人を集めたら、近所のOさんが
「今日うちの病人が急にうどんを欲しがり、いつになく沢山食べてどうも様子がおかしい。ことによるとうどんを食うたのはこいつかも知れん」
と言うので、
「そんなら腹を割って見よう」
と包丁で狸の腹を裂いたら中はうどんで一杯だったそうだ。
山城大歩危妖怪村's Ownd
ここは四国の秘境 山城・大歩危妖怪村。 徳島県三好市山城町には妖怪や憑き物の伝説が60種190箇所にわたって遺されとる。 人と妖怪が共に暮らすこの町にいっぺん来てみんかえ?
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